ラグビーワールドカップ2019
弊社代表取締役CEO・谷 俊一郎が、公益財団法人ラグビーワールドカップ2019組織委員会に2019年12月まで出向し、ラグビーワールドカップ2019の成功に貢献しました。
谷は岩手・釜石会場および静岡会場のEvent Delivery Manager(会場運営責任者)として、組織委員会の競技・警備・医療・観客サービス・輸送などの各チームを統括。World Rugby、開催自治体などのステークホルダーと連携して、会場運営全体の計画・準備を推進し、会場の総責任者として各試合を運営しました。
以下、谷のコメント
「ラグビーワールドカップ2019(以下、RWC2019)は我々組織委員会のメンバーでも想像できない程の盛り上がりを見せ、世界からも称賛される大成功のイベントとなりました。この要因の一つはラグビーというスポーツ自体の素晴らしさ、一つはホスト国のチームである日本代表の躍進だったと感じています。台風により3試合が中止になる残念な状況は発生したものの、大会全体を大きな事故なく終えることができ、運営サイドとしても満足のいく仕事ができたと考えています。
私は、岩手・釜石会場と静岡会場を担当しており、2019年7月に釜石で行われたリポビタンDチャレンジカップの日本代表vsフィジー代表でもEvent Delivery Managerを務めました。この試合が組織委員会のメンバーが主体となって運営する最初の試合でしたので、準備も難しく運営もトラブルが発生し今から思えばRWC2019本大会以上にタフな状況でしたが、あの試合をなんとか無事に運営できたことで組織委員会の各メンバーも自信を持つ事ができ、RWC2019成功のきっかけになったと思っています。

RWC2019での岩手・釜石会場は、フィジー代表vsウルグアイ代表は青空の下で素晴らしい試合が行われ、満足のいく運営ができ、東日本大震災からの復興アピールを世界に発信することができたと思います。しかし、ナミビア代表vsカナダ代表は残念ながら中止の決断をする事になりました。
組織委員会としては、可能性がある限り試合実施を目指し台風対策の準備を進めていましたが、前日から風雨は激烈な状況となり我々スタッフが宿泊するホテルの前も当日未明には冠水し避難指示も出る状況の中、東京のMain Operation Centerと電話会議をし中止を決断する事となりました。本当に無念の決断でしたが、災害が発生下の状況でのあの判断は今でももちろん正しかったと思っています。直前の判断となりつつも理解を示してくれたファン・観客の皆様、試合をやりたかった想いをすぐに切り替えてボランティア活動やファンサービスを行ってくれた両チーム、スタジアムで様々な対策を講じてくれていた現場スタッフ、そしてサポートしてくれたあらゆる関係者の皆さんに御礼を申し上げたいです。

静岡会場は4試合が行われましたが、日本の皆さんにとって印象深いのはやはり9月28日の日本代表vsアイルランド代表だったと思います。運営サイドから見ると、最も盛り上がるであろう日本代表戦が静岡会場の最初の試合だったので、その点には難しさも感じていましたが、各領域のメンバーが素晴らしい働きをしてくれ無事に運営する事ができました。会場運営のスタッフは日本人も多いので、会場の総責任者である私は前日ミーティングで「皆さんは決して日本代表を応援する立場ではない。我々の仕事はどちらのチームとかは関係なく、すべての仕事を適切に行い明日の試合を無事に運営する事だ」と話しました。試合当日も私は極めてニュートラルな気持ちでいましたが、最後に日本代表が勝利したときのあの瞬間は忘れられません。その後に打ち上げられた花火が想定以上のボリュームで(日本代表の勝利に関わらず打ち上げ予定でした)、場内の観客の方には大変喜んで頂けましたが、その後にスタジアムに煙が立ち込めたりピッチには燃え殻が落下したりして、World Rugbyからクレームがあった事も良い思い出です。

RWC2019は成功しましたが、その成功を日本ラグビーが今後にどう繋げていくかは当然の課題です。新しいプロリーグの構想も計画されていますし、20年後に再びワールドカップ招致という話も出ていますので、今後も様々な形でラグビーに貢献していきたいと考えています。
最後になりましたが、今回、ラグビーワールドカップ2019組織委員会で業務をさせて頂くにあたりお世話になった全ての方に、心より御礼させていただきます。この経験、本当に「一生に一度 once in a lifetime」でした。」